Doctors Journal vol.10 2014 Spring
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32【ケース事例】 関東近県で実際にご相談に与った40歳で開業した内科・循環器科の先生の例です。 この先生の家族構成など基本的データは次の通りですが、ご両親が開業医ではないためご自身の新規の開業となり、自己資金以外に借り入れを利用してのスタートとなりました。【現状】 開業後2〜3年の経営については開業前に作成した事業計画があるのでとくに心配ないのですが、子どもを医学部に入れると考えた場合、つまり今から12〜13年後以降のことが見え難い。現在の生活を維持しながら将来計画を実現するにはどのような問題点があるのかとのご相談でした。現状や将来を客観的に指し示すシミュレーションの作成で思わぬリスクと対処法が見えてきます表1 生存時年度別収支グラフ(上) 生存時金融資産残高グラフ(下)家計の赤字ご本人様年齢   40    45    50    55    60    65    70    75    80    85配偶者様年齢    40    45    50    55    60    65    70    75    80    85お子様1様年齢5    10    15    20    25    30    35    40    45    50お子様2様年齢    5    10    15    20    25    30    35    40    45    50ご自身の生涯にわたる「年度別収支」と「金融資産残高」のシミュレーション作成をお薦め致します。神奈川県先生 40歳(内科・循環器科開業)奥様 38歳(専業主婦)長女 5歳  次女 3歳・子どもは大学まで私立で育てたい。・どちらか一人は医師になって欲しい。・3年後にマイホームを新築したい。開業時の借入金残高 2、000万円金融資産 約1、200万円家族構成など基本的データ

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