Doctors Journal vol.10 2014 Spring
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33Lifecycle Risk Managementすとか、支出を切り詰めるとか、教育費を切り詰めるなどもなく、著しく収支は改善し、ご家族の将来プランの実現が可能となります。 ドクターご自身の現状や将来を客観的に指し示してくれるシミュレーションは、謂わば人生の海図と羅針盤です。是非一度、作成されてみては如何ですか。 (表1)上段の生存時年度別収支グラフをご覧下さい。これは先生と奥様にご同席いただいて、現状や将来のプラン、更に売上や支出、ライフスタイル、教育計画などをお聞きして入力、分析して得られたシミュレーション結果です。【課題】 このグラフ(表1 上段)を解説しますと、赤の折れ線が収入の曲線で、塗りつぶしが支出を項目ごとに積み上げたものです。収入のうち途中50歳と60歳で大幅にアップしているのはそれぞれ遺産相続をされたためです。お判りのように収入は順調に増えるのですが、支出も増えていてあまり余裕がない状況です。その結果が(表1)下段の生存時金融資産残高グラフのとおり、金融資産がマイナスになる時期があり、実際には希望どおりの生活が維持できないことを示しています。【提案】(表2グラフ) このシミュレーションはある種の係数に基づいて作成された、いわばカルテです。これをどう対処するかが大切になってきます。 そして私がこの先生ご夫婦にご案内申し上げたのは、ごく簡単な3つの対策によるシミュレーションです。(表2)上段の生存時年度別収支グラフ①ご両親の相続対策②住宅ローンの医師特有の上手な返済対策③国内・海外旅行夢プランの微修正この対策を講じることによって、(表2)下段の生存時金融資産残高グラフのとおりとなりました。もっと頑張って収入を増や表2 修正生存時年度別収支グラフ(上) 修正生存時金融資産残高グラフ(下)ドクターの﹇生存時年度別収支シュミレーション﹈と﹇生存時金融資産残高シュミレーション﹈を記事中のライフプランナーが無料で作成致します。下記、協会ホームページのお問合せフォームよりお気軽にご相談下さい。個人情報の秘密は厳守いたします。収支バランスの改善で安定した資産形成ご本人様年齢 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85配偶者様年齢 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85お子様1様年齢5 10 15 20 25 30 35 40 45 50お子様2様年齢 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50一般社団法人 全国医業経営支援協会http://www.mass.or.jp
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