ドクタージャーナル15号
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6DoctorsJournalレビー小体型認知症の最大の問題は、医師による誤診が多いということです。認知症のおよそ2割をレビー小体型認知症(DLB)が占めるとみられている。アルツハイマー型認知症(AD)に次いで2番目に多い。一方、2012年度の厚生労働科学研究班の報告によると、認知症疾患医療センターの専門医により診断されたレビー小体型認知症の割合は認知症全体のわずか4.3%となっている。「このデータは、専門医であってもレビー小体型認知症を他の疾患と誤診していることが如何に多いかを如実に物語っています。最も問題なのは、誤診により、多くのレビー小体型認知症の患者さんの適切な治療が手遅れとなっている。ということなのです。レビー小体型認知症は早期発見・早期治療で、認知症の発症や進行を遅らせることができる病気なのです。」と、正しい早期診断の意義を、世界で最初にレビー小体型認知症を発見した小阪憲司氏は語る。しかし、世界に認められるまでには長い時間と苦労があったという。医学博士・横浜市立大学医学部名誉教授小阪 憲司 氏
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